自動給餌器に使うフードは何が最適?

補給すべき栄養素は犬・猫・人で違う

犬は雑食で、猫は肉食であることを意識することが大切です。

 


犬は、
昔から人と協力して生きてきたため、
雑食である人間の影響をもろに受け、
犬自体が雑食化しました。

 

ですので、
必要な三大栄養素(脂質、タンパク質、炭水化物)の割合は、
人間と近しくなっていて、
炭水化物:60% 脂肪:15% タンパク質:25%となります。

 

 


猫は、
人間と一緒に生活していても肉食性をキープしたため、
人間や犬と比較して、
タンパク質を大量に必要としています。

 

生理的に必要とされる栄養素であるタウリンビタミンAなどは、
人間や犬は、
自分のカラダの中で作ることができますが、
猫には作ることができないので、
猫のフードにはタウリンをたっぷり含んだモノを選ぶ必要があります。

 


タウリンが不足すると、
猫の場合、
『タウリン欠乏症』となり、
眼の障害や心臓疾患などを引き起こす可能性が増えます。

 

手作りのフードを食べさせている場合は、
タウリンに注目して作ってみて下さい。

 

ちなみにタウリンは、
動物や魚の内臓等に多く含まれますので、
フードにちょい足ししてみて下さい。

 


飼い主の方で、
自分の食べているものから手作りでフードを作って与えている方もいらっしゃると思いますが、
愛犬の場合は、
飼い主の方が食べているモノを同じように食べていても、
ちょっと栄養のリバランスをすることで、
愛犬にあった食事となります。

 

しかし愛猫の場合、
三大栄養素のバランスが大きく違っていますので、
栄養のリバランスを試みるよりも、
猫用のフードを購入して与えるのがおすすめです。

 

また、
人間の食べる食品を与えている場合は、
塩分の取り過ぎに注意して下さい。

 

一般的には、
犬や猫に必要な塩分は、
人間の1/3ほどで十分といわれているので、
例えば、
ハムやソーセージ、チーズなどやしらす干しなどのひものなどを食べさせていると、
塩分を必要以上に摂取することになり、
腎臓や心臓などに負担をかけてしまい、
健康を害することがありますので注意して下さい。

 

その他では、
甘みのある食べ物も肥満につながるので、
与えすぎないようにしましょう!

 

 

 

page top