愛犬・愛猫にマッチしたペットフードの選び方
ショップやネットなどで販売されているペットフードには、
その目的やタイプ、年齢などによって、
いろいろな種類が販売されています。
飼われている愛犬・愛猫にマッチしたペットフードを選ぶためには、
それらの種類をしっかりと把握し、
きちんと選択する必要があります。
こちらでは、
- 目的別
- タイプ別
- 年齢別
それぞれでどのようなフードがマッチするのか、
参考にできる内容を書きますので、
興味のある方はチェックしてみて下さい。
【目的別】
目的別とは、
- 食事としてのペットフード
- おやつとしてのペットフード
- 栄養補助としてのペットフード
の3つに分けられます。
それぞれで選ぶ基準がありますので、
チェックしてみて下さい。
[食事として]
こちらに当てはまるフードは、
いわゆる主食となるフードのことで、
犬や猫が必要とする栄養素がすべて配合されていて、
基本的にはこれ1つで健康的な生活を送ることができます。
こちらは、
いろいろなタイプと各年齢に合わせた配合内容がありますので、
しっかりと愛犬・愛猫の現状を理解し、
マッチしたフードをしっかり選びましょう。
[おやつとして]
こちらに当てはまるフードは、
いわゆる間食といわれるタイプのもので、
ペットへのご褒美やコミュニケーションツールなどとして使用するものです。
ジャーキーやビスケット、ローハイドガムなど、
嗜好性の高いモノが多く、
栄養やカロリーなどはあまり意識されていません。
よって、
あまりおやつを与えすぎると肥満につながりますので、
1日に与える量やカロリーを決めておくなど、
しっかりと管理して与える必要があります。
[栄養補給補助として]
こちらに当てはまるフードは、
主食のフードでは不足しがちな栄養素を補充したり、
病気や怪我など、
早く完治するためにプラスαで与えたりするものです。
人でいう『サプリメント』に近い存在でしょうか。
こちらの場合は、
かかりつけの獣医師さんと相談して、
与えるモノと量をしっかりと決める必要があります。
【タイプ別】
タイプ別というのは、
主食となるペットフードにあてはまる分類で、
- ドライタイプ
- ウェットタイプ
- ソフトドライタイプ,セミモイストタイプ
の3つに分類されます。
[ドライタイプ]
ドライタイプのペットフードは、
フードの水分量が10%前後、
若しくはそれよりも水分量が低いフードのことをいいます。
カリカリタイプとも呼ばれています。
ドライタイプのメリットは、
栄養価が高い
長期保存可能
歯石除去など歯に良い
などが挙げられます。
[ウェットタイプ]
ウェットタイプのペットフードは、
フードの水分量が75%前後で、
缶詰やレトルトパウチなどの容器に入って販売されています。
ウェットタイプのメリットは、
- 香りや味、食感が良い
- 生感覚で犬や猫が食べやすい
- 開封しなければ長期保存可能
などが挙げられます。
ただし、
一度開けてしまうと品質劣化が早いので、
出したら食べきる必要があります。
また、
フードトレイに汚れが付きやすく、
しっかりと洗って清潔に保つ必要があります。
[ソフトドライタイプ,セミモイストタイプ]
ソフトドライタイプのペットフードは、
水分量が10〜30%程度のモノをいい、
セミモイストタイプのペットフードは、
水分量が25〜35%程度のモノをいいます。
ドライタイプよりも柔らかく、
歯触りが良いので、
あごの力が弱い子犬や老犬に選ばれています。
【年齢別】
犬や猫は、
各年齢によって必要な栄養素やその量が違いがあり、
- 哺乳期
- 離乳期
- 成長期
- 成犬・猫期
- シニア期
などに分類されます。
ペットフードは、
与えるペットの年齢をしっかり意識して、
購入するペットフードの種類やフードの与える量をしっかりと選びましょう。
[哺乳期]
生後1ヶ月ほどの期間を指します。
この時期はミルクを与えることになりますが、
市販の犬用、若しくは猫用のミルクを購入しましょう。
牛乳では、
子犬や子猫が必要な栄養素のバランスが違うので、
成長に影響する可能性があります。
子犬と子猫でも、
必要とする栄養素のバランスが違いますので、
子犬には犬用、
子猫には猫用のミルクを与えましょう。
[離乳期]
生後3週間から2ヵ月くらいの期間を指します。
この期間は、
ドッグフードやキャットフードの離乳食を購入するか、
適したモノがなければ、
成犬・成猫用のフードをお湯などでふやかし、
柔らかくして与えてもOKです。
[成長期]
生後2ヶ月から1年程度の期間を指します。
成長期の期間は、
小型犬と大型犬でも違いますし、
犬と猫でも違っていますので、
ご自身が飼われている愛犬・愛猫の種類で各々確認して下さい。
こちらの期間にあてはまる場合は、
子犬用や子猫用と謳っているペットフードを選びましょう。
[成犬・猫期]
成長期から7年程度の期間を指します。
成犬用のペットフードを選びましょう。
[シニア期]
一般的に7,8歳以降の期間を指します。
老化の早さは個々によって違いがありますので、
愛犬・愛猫がシニア期にあてはまるか否かは、
かかりつけの獣医師さんと相談して判断して下さい。
シニア期になると、
必要な栄養素が成犬・猫期と違ってきますので、
シニア用のペットフードを選んであげてください。
ペットフードの切り替えというのは、
ある程度の時間をかけて、
少しずつ行いましょう。
一気にフードの内容を変更すると、
食いつきが悪くなったり、
下痢などを起こして体調を崩したりすることがあります。
愛犬・愛猫の状況に合わせるのが大切です。